「フレイル」というのをご存じか?

 認知症老人で行方不明者は2012年9600人、内351人が死亡。2013年は10322人が届出、内151人が所在不明という。
 急速に増える65歳以上の高齢者は皆これらの候補対象。そんな気配もないし、他人事と思っているあなた、ちょっと次の項目をチエックしてみて下さい。
 1、1年間で4〜5キログラムの体重減少
 2、疲れやすくなった
 3、筋力(握力)の低下
 4、歩行スピードの低下
 5、身体の活動性の低下
 このうち、3つ以上該当すると「フレイル」と名ずけられる健康と病気の「中間的段階」とされ、75歳以上の多くはこの段階を経て要介護状態に陥るとされる。「フレイル」は虚弱を意味する英語のfrailtyからきている由。あなたは、5つのどれにも思い当たらないと胸を叩けますか?そこで、日常生活を振り返り、次のことに努めましょう。十分なタンパク質、ミネラルを含む食事をとり、勤めてストレッチ、ウォーキングを心掛け、感染予防と薬の採りすぎにも気を付けましょう。
 ”耄碌予防はまず自覚から”ということ。