2016-01-01から1年間の記事一覧

カジノ法案は絶体不可

政府自民は今国会で成立を目論んでいるが、これは断固阻止しなければならない。安倍首相も賛同の意向らしいが、ことの重大さを認識していないのか?首謀者の自民総務会長は、「観光及び地域経済の振興に寄与するとともに財政の改善に資する」と言っているが…

高齢者の運転事故対策に思い切った対策を即刻とれ

高齢者の運転の事故が増える一方でその犠牲者が毎日のように報道されている。小生は、2015年12月16日の小欄で高齢者の運転免許を厳しくする提案をしたが、行政の対処は緩慢で、その後も事故は増えるばかり。そこで再度自論を述べ、速やかな思い切った対策を…

サラリーマン受難の時代

若い電通社員の自殺が勤務の過労によるとする行政の判定が出て司直の捜査を受け、電通にとどまらず、企業に社員の勤務実態の見直しが求められている。電通には、70年以前頃、当時の吉田社長が打ち出した「鬼十則」なる社是があって、今も仕事の基本となっ…

ITの齎すこと

車の自動運転の事故対策のテレビ番組を観た。咄嗟の対応はまだまだ人間には及ばない。ホテルの受付をロボットがする。介護施設でロボットが作業する。ロボットの動作はかなり複雑な動作をこなすが、サービス本来の温かみは伝わらない。忙しい昨今、世の中の…

日本人の精神文化の退歩をもたらすもの

将棋のタイトル戦「竜王戦」挑戦者の九段棋士が対局中の不自然な離席でスマートフォンの将棋ソフトをを使った疑いから出場停止処分になった。最高の実力を持つプロ棋士の意外の行動に驚いたが、その行動に示唆するものがあることに気付かされた。 年初届く宛…

長生きは目出度いのか

人間の寿命は伸びる一方、日本国内の百歳以上の老人は65692人で、過去46年連続で記録更新をしたと厚労省が公表した。政府は長寿表彰に銀杯を贈ってきたが、財政難で、今回から、純銀を銀メッキに変更したそうだ。女が87.6%、ここでも女性上位である。純銀を…

終戦の日の体験

総務省の人口推計では終戦時14歳だった85歳以上の生存者は511万人、人口の4%。小生もその1人。当時、学徒動員で中山道戸田橋にあった、大豆からカゼインを製造する工場にいた。ジェラルミンの代わりにベニヤ板を飛行機に貼る材料にすると聞かされていた。…

安倍政権の独走を止めるには

先の参議院選で、自民党は単独過半数を確保した。安倍総理は内閣改造と党役員の入れ替えをし、「一億総活躍」とか、「働き方改革」とか、思いつくままの大臣まで作って、政権の安定長期化を唱え、いよいよ悲願の憲法改正に向け牙を研いでいる。このやりたい…

参院選は終わったが、事後検証が大事

事後検証と言っても、選挙のことではない。イラク戦争への英国参戦が妥当であったかどうかのチルコット委員会の7年かけた260万語にわたる検証報告書である。同委員会は戦争の正当性を疑問視する世論に押されて、2009年7月ブラウン首相(当時)が設置した。北…

金まみれオリンピックの陰で

僧侶、鉄道員。五輪出場者に変わり種の選手がいる。カヤックシングルのの矢沢一輝(27)は善光寺の僧侶で日の出とともに起き午後3時まで5回の祈祷にあたる。。それから艇庫のある犀川へ。練習は1時間半。五輪後の生活に備えて、長野県カヌー協会会長の善光寺…

ふるさと納税の思わぬ展開

2008年度に地方税の増を狙ってスタートした「ふるさと納税」制度には納税者が敏感に反応して、急速に拡大し、地方の特産品のおまけの販促なども加わり拍車がかかった。ここまでは名案と感服していたが、高所得層が目をつけ、節税効率のよさから高額の利用を…

熊本の大地震の示唆すること

14日に起こった熊本の大地震は震度7の揺れに2度みまわれ、2週間経った時点で震度1以上の余震が千回を超えなお収まらない。2度目の震度7の揺れで崩壊した家屋の下敷きになった犠牲者が出た影響で、自動車の社内やテントで寝る人が増え、エコノミー症候群に…

「パナマ文書の漏洩」と「バスケス」ウルグアイ大統領

パナマの法律事務所モサック・フォンセカから1150万件もの機密文書が匿名で「南ドイツ新聞」に漏らされ、今年4月全世界に知れ渡ってしまった。世界の大政治家の周辺人、富裕層が税金逃れに「タックスヘブン」と言われる国に預金を移している実態が国民にあか…

今日の大岡裁きに喝采をおくる

認知症の老人が徘徊中に列車にはねられて死亡し、JR東海から損害賠償を求められての訴訟で、最高裁から「遺族に賠償責任はない」との判決があった。2007年に起きた事故に関わる訴訟で、長い間遺族の神経はいかほどすり減ったことかと察するに余りあるが、最…

「情報保全隊」ってご存知?

新聞を読んでいて、「情報保全隊」って活字が目にとまった。自衛隊のイラク派遣に反対する人の個人情報を自衛隊の情報保全隊が集めたことに対する違法性が争われた控訴審判決の記事だった。 情報保全隊と言う組織は陸、海、空、それぞれにあった組織を統合し…

甘利明氏の辞任が示す政治の旧態依然

安倍内閣の政策に最も必要な戦力の甘利明氏が辞任に追い込まれた。安倍総理には思いもかけない打撃が最悪の時期に起こった。 甘利氏は神奈川県出身の2世議員、先祖は戦国大名武田の重臣と言われ、地元との関係は長く深い。日常、色々と要望がもちこまれ、そ…