旧態依然の政界と選挙民

胸突き八丁の安倍内閣に、目玉の女性大臣のつまずきが発生、後任の通産相も部下のみっともない不始末で恥をかいた。世襲の政治家には、親の代からの選挙民とのしがらみがあって、切れずにある。あからさまになれば、なんでこんな事がまかり通っているかとおもうが、政治家の精神的自己健康管理の欠如としか思えない。相対する選挙民もそれを許容しているのも問題だ。須らく世襲政治家は、親から引き継いだ政治的遺産を総点検して、裸一貫の心構えで政界に臨まなくてはいけない。野党も、あら捜しに終始して、国会の貴重な日程を費やすのは勿体ない。国会の本業は、与党の施策の是非を洗い、政策論議に費やさなければならない。