じわじわと戦前に回帰

 26日から始まった安保国会の論戦は難解,面妖で、甚だ解りにくい。そこで、政府答弁を私なりに
翻訳してみた。「自衛隊のリスクは高まる、武力行使で犠牲は増える、撃ち合いで戦死者も増える。従来との最大の違いは、交戦相手を殺すことも起こる。生還しても精神的な打撃で自殺者も増えるだろう。」「それでもアメリカと一体で我が国の安全保障を維持するには、必要不可欠な施策である。」
 小生の異論
1、抑止力は相手に圧倒的優位でなければ効果はない。
2、まず、国民に、従来の基本国是の「憲法第9条」改正の是非を問い、それに応じた法改正に進むのが  順序だ。
3、アメリカと一蓮托生は嫌だ。
 戦前の日独伊三国同盟締結、国民への戦意昂揚を想起する。首相以下政府の面々に戦争の経験はない。私は弾を撃った経験はないが向うから鉄砲玉の飛んでくる怖さは経験している。戦争になれば、こんな危険に晒されるのは、国会で空理空論を振り回すお偉方ではなく、貴重な若者たちだ。これも遠い昔経験済のことである。