積極的平和主義への疑問

 「積極的平和主義」とは、平和的活動に徹することと認識していたら、そうではないらしい。集団的自衛権行使の拡大、武器輸出制限の緩和など、どうも平和主義にはそぐわない動きを打ち出す。
 世界中を駆け巡り、国際紛争の周辺で、平和のための支援策をばらまく。紛争に巻き込まれないように、紛争当事者に言いがかりの種を与えないように、配慮はしていたとは思うが、人質を確保して、きっかけを狙っていた過激派に、まんまとはまってしまった。以後は、殆ど相手のペースで事態は推移し、人質の生命を奪われる、最悪の結果となってしまった。、以後は攻撃の対象として、危険にもさらされる事態になってしまった。こうなっては、平和に徹して行動することは困難を増す。「積極的平和主義」は益々平和からとうざかっていくのではないかと懸念される。