365歩のマーチ

 1968年水前寺清子のヒットソングに「1日1歩3日で3歩、3歩進んで2歩下がる」というフレーズがある。このフレーズ、ごり押し一本槍の安倍政権に進呈したい。90日の会期延長をして審議打ち切り、強行採決で決着をつける気配に予想できない、国をあげての反発が起こる可能性がある。一度雪崩が起これば政権瓦解まで走るかもしれない。沖縄の辺野古移設もゴリ押し突破が良くないとみたか、遅ればせの対話姿勢で一服している。東京の国立競技場建設は、これも船頭多く責任所在不明確な体制のまま、常識外れの結論で時間切れスタートを切ろうとしている。党内には民主主義の基本的認識もない跳ね返りが執行部の足を引っ張り、余計なイメージダウンをおこしている。
 自民執行部に告ぐ。今が最後のチャンス。立ち止まり、異なる声に耳を傾け、勇気を奮って国民の不満に応える姿勢を示す時だ!